手動センサボールによる平均濃度検査

概要

本サンプルプログラムは、検査円内の平均濃度を求め、良否判定を行います。
検査円は画面上のマウス操作にて変更できます。
また、検査円内の平均濃度値算出は、VisualC++にて作成したDLL内で行っています。

使用しているFVXコンポーネント

FvxDisplayEx, FvxFileAccess, FvxImage, FvxVideo, FvxPerformanceCounter

構成

画像処理装置にはFVX基本パック ver2.50以降及びFVXファースト標準ビデオPACK ver2.50以降がインストールされている必要があります。

操作方法

検査対象イメージをカメラ又はファイルより読込後、画面上にてマウスを操作し、 検査円を指定してください。プログラムは検査円内の平均濃度を求め、 基準値に従ってNG/OKの表示を行います。

[検査円の指定方法]

画面上で次の操作を行うことで検査円を設定します。

マウスの左ボタンを押しながらドラッグ

検査円をマウスカーソルの位置へ移動します。

マウスの右ボタンを押しながらドラッグ

検査円の半径をマウスのｘ方向の移動量にあわせて増減させます。

[各ボタン説明]

Grab

カメラから画像を取り込みます｡カメラ取込が不可能な場合は灰色で表示されます。

画像ファイル読込

画像ファイルを読み込みます｡読み込む画像はサイズが512*480の濃淡画像にしてください。

画像ファイル保存

表示中の濃淡画像をファイルに保存します｡

基準濃度値

判定する際の基準となる濃度値を設定します。0〜255の範囲で入力してください

許容差

判定の際に基準濃度値に対して、どれだけの差を許容するか指定します。

実行例

NG	OK

注意事項

本サンプルプログラムを使用する際には、使用許諾事項を必ずお読み下さい。