FvxColorExtractorによる色分割処理

概要

本サンプルプログラムは、FvxColorExtractorを使用して、カラー画像の色分割処理を行います。

使用しているFVXコンポーネント

FvxDisplayEx, FvxImage, FvxFileAccess, FvxPerformanceCounter, FvxColor, FvxColorExtractor

構成

構成図
画像処理装置にはFVX基本パック ver2.50以降がインストールされている必要があります。

操作方法

実行画面
実行画面

まず、「画像ファイル読込」ボタンで、カラー画像を読み込んだ後、 [階層的クラスタ法による分割学習]又は、[K-Mean法による分割学習]のどちらかの学習実行を行います。 その後「分割実行」ボタンを押すと、色抽出が実行されます。

[階層的クラスタ法による分割学習]

利用色空間

階層的クラスタ法にて色分割を行う場合に、利用する色空間を指定します。

使用チャンネル

階層的クラスタ法にて色分割を行う場合に、利用する色チャンネルを指定します。

分割数(2〜8)

階層的クラスタ法にて色分割を行う場合の、分割クラスタ数を指定します。 本プログラムでは、2〜8が指定できます。この制限は、FvxColorExtractorによるものではありません。

学習実行

階層的クラスタ法による色分割を実行します。

[K-Mean法による分割学習]

利用色空間

K-Mean法にて色分割を行う場合に、使用する色空間を指定します。

使用チャンネル

K-Mean法にて色分割を行う場合に、使用する色チャンネルを指定します。

分割数(2〜8)

K-Mean法にて色分割を行う場合の、分割クラスタ数を指定します。 本プログラムでは、2〜8が指定できます。この制限は、FvxColorExtractorによるものではありません。

初期色設定

K-Mean法にて色分割を行う場合の、初期クラスタ色を指定します。

学習実行

K-Mean法による色分割を実行します。

[実行]

分割実行(カラー)

階層的クラスタ法、又はK-Mean法による分割学習結果を使用して、画像の色抽出を行います。 処理結果画像は、元の画素値をそのまま適用したカラー画像になります。

分割実行(2値)

階層的クラスタ法、又はK-Mean法による分割学習結果を使用して、画像の色抽出を行います。 処理結果画像は、2値画像になります。

パラメータファイル保存

階層的クラスタ法、又はK-Mean法による分割学習結果をファイルに保存します。

パラメータファイル読込

「パラメータファイル保存」で保存した分割学習結果を読み込みます。

[分割結果]

クラスタ番号選択

表示するクラスタの番号を指定します。

色領域拡張

表示中のクラスタの色領域を拡張します。領域拡張後、再度色抽出を行って、表示画像の更新も行います。

色領域縮小

表示中のクラスタの色領域を縮小します。領域拡張後、再度色抽出を行って、表示画像の更新も行います。

画像ファイル読込

画像ファイルを読み込みます。読み込む画像はカラー画像(32bit/24bitビットマップ)でなければいけません。

画像ファイル保存

結果画像をファイルに保存します。指定したファイル名に"_cluster"+No+".bmp"を自動的に付加し保存します。

注意事項

本サンプルプログラムを使用する際には、使用許諾事項を必ずお読み下さい。