本サンプルプログラムは形状認識サーチを実行します。
FvxDisplayEx, FvxFileAccess, FvxImage, FvxVideo, FvxPerformanceCounter, FvxROI, FvxFormRotator, FvxPattern
画像処理装置にはFVX基本パック ver2.50以降及びFVXファースト標準ビデオPACK ver2.50以降がインストールされている必要があります。
カメラから画像を取り込みます。カメラ取込が不可能な場合は灰色で表示されます。
画像ファイルを読み込みます。読み込む画像はサイズが512*480の濃淡画像にしてください。
表示中の濃淡画像をファイルに保存します。
サーチする個数を指定します。
判定スコアを設定します。10〜100の範囲で入力してください
サーチ実行時に見つけるパタンの回転角範囲を指定します。単位は度です。画面で時計周りを正の向きとします。パタン登録時の姿勢を0度とします。回転角範囲は最小値(AngleMin)と最大値(AngleMax)の2つの値で指定します。次式を満たすように指定して下さい。
-360 ≦ AngleMin ≦ 360, 0 ≦ AngleMax ≦ 360
AngleMin ≦ AngleMax, AngleMax - AngleMin < 360
サーチ実行時に見つけるパタンのスケール範囲を指定します。単位は%です。パタン登録時の大きさを100%とします。スケール範囲は最小値(ScaleMin)と最大値(ScaleMax)の2つの値で指定します。次式を満たすように指定して下さい。
0 < ScaleMin, ScaleMin ≦ ScaleMax
サーチ実行時に見つけるパタンのエッジ極性を設定します。エッジ極性は検出するパタンの色に関係します。例えば、パタン登録時と白黒が逆転したパタンをサーチすることができます。両極性に設定した場合は、1つのワークが部分的に白黒反転している場合にもサーチします。
回答基準点をパタンの中心となるように自動で設定するかどうか、設定します。自動設定を行うよう設定した場合、マーク形状が一般形の場合はパタンエッジの重心に設定されます。また、マーク形状が一般形以外の場合は、その形状の中心が設定されます。(例えば円の場合、その円の中心が回答基準点と設定されます)
マーク形状を指定します。マークの形状としては、円、矩形、十字の3種類があり、それぞれ枠なしと枠ありを選択できます。したがって、全部で6種類のパタン形状を指定することができます(下図参照)。登録されたパタンはデフォルトでは(マーク指定のない)一般形として扱われ、汎用アルゴリズムによってサーチが実行されます。本設定でマーク指定をした場合は、それぞれのマーク形状に特化したサーチアルゴリズムが実行されます。
マークの色を指定します。(形状タイプ)で一般形以外を選択している場合に有効です。自動決定とした場合はパタンの色を自動的に取得します。
サーチ実行時のタイムアウト発生までの時間をミリ秒で設定します。タイムアウト発生までにサーチが完了しない場合は、サーチ処理が中断されます。本値を0とした場合はタイムアウトは発生せず、サーチ処理が中断されることは無くなります。
サーチを実行する範囲を指定します。
パターン表示ダイアログを開きます。
パターンの登録を行います。ROIダイアログが開きますので、パターンとして登録する矩形位置と、パターン基準点を指定してください。
パターンマスクの設定ダイアログを開きます。
パターンの保存を行います。
保存したパターンの読込みを行います。
形状認識サーチを実行します。
実行後、処理範囲は青い線で、サーチ結果は赤い線で、それぞれ表示されます。
本サンプルプログラムを使用する際には、使用許諾事項を必ずお読み下さい。