画像連続取り込み for FVC05

概要

本サンプルプログラムは、弊社キャプチャボードFVC05を用いて、画像の連続取り込みを行います。

使用しているFVXコンポーネント

FvxDisplayEx, FvxFileAccess, FvxImage, FvxVideo, FvxPerformanceCounter

構成

構成図
画像処理装置にはFVX基本パック ver2.50以降及びFVXファースト標準ビデオPACK ver2.50以降がインストールされている必要があります。

操作方法

実行画面

[取り込み設定]

入力チャネル

画像メモリをロックする前に、FVC05が持つローカルバッファの使用割り当てを決定する必要があります。FVC05ローカルバッファは16MB有り、このメモリ空間をCH0-グレイ・CH1-グレイ・CH0-2値・CH1-2値の4つの領域に分け、それぞれのメモリ割り当て量を画像枚数で指定します。画像入力チャネル数によって、ローカルバッファを確保できる最大数が変わってきます。SetFBufConfigの枚数が最大枚数数以下に指定した場合、SetFBufConfig枚数設定が青色になります。最大枚数より多い場合、赤色で表示され、ImageLockが行えなくなります。

画像メモリのロック(ImageLock)

画像取り込みを行う前に予め、画像メモリのロックを行う必要があります。画像メモリのロックは入力されるチャネルに対して行い、その枚数を画像枚数エディットボックスで指定します。画像枚数は、SetFBufConfigで指定した値以下であるか、SetFBufConfigで指定した値の倍数でなければなりません。正しい値が設定されていた場合、青色で表示され、設定できない値の場合赤色で表示されます。ImageLockボタンが押せるのは、SetFBufConfigの枚数指定エディットボックスと、ImageLockの画像枚数エディットボックスが青色のときだけ、ImageLockが行えます。

画像メモリのロックは、本アプリケーションでは最大16回行えます。画像メモリ枚数はメインメモリの許す限り行うことが可能です

ビデオオフセット

ビデオ入力オフセットの設定を行います。
-512〜+511の範囲で設定してください。

※ビデオ入力オフセットとは
カメラから送信されるアナログ信号のうち、ペデスタルレベル(約0.3v)より上の0.7vの範囲を256等分して濃度値を得ています。この基準となるレベル値をプログラム的に変化させ、明るい部分を256等分したり、暗い部分を256等分することが可能です。

ビデオ設定ファイル再選択

ビデオ設定ファイルを選択し直します。

[ハードウェア2値化設定]

ハードウェア2値化レベル

2値化の閾値を設定します。0〜255の範囲で指定してください。

[画像取り込み]

1Shot

1枚だけ画像取り込みを行います。画像が取り込まれる先は、リストビューで選択されているハンドルに対して行います。必ず、このボタンを押す前にImageLockを行ってください。

連続取り込み開始

連続取り込みを開始します。画像が取り込まれる先は、リストビューで選択されているハンドルに対して行います。必ず、このボタンを押す前にImageLockを行ってください。取り込み枚数を0にすると、無限に取り込みを行います。1以上の値を指定すると、指定枚数画像取り込みを行います。

連続取り込み終了

連続取り込みを中断する場合、このボタンを押してください。

[画像の保存]

画像ファイル保存

表示中の画像をファイルに保存します。指定したファイル名に、ハンドル番号、画像メモリ番号、入力チャネルを自動的に付け保存を行います。

(例)C:\Image\fast.bmp とファイル名を指定し、ハンドル番号=2、画像枚数=10、入力チャネル=CH1-Gray だった場合、C:\Image\fast_02_0000_CH1G.bmp、C:\Image\fast_02_0001_CH1G.bmp、・・・、C:\Image\fast_02_0009_CH1G.bmp というファイル名称になります。

[画像表示設定]

AScope

画面上に画像の濃度投影グラフを表示します

表示倍率を0.5プラスします

表示倍率を0.5マイナスします。

x1

等倍表示にします。

Full

画像がFvxDisplayEx内にいっぱいに拡大されるよう、表示倍率を変更します

注意事項

本サンプルプログラムの実行にはMSCOMCTL.ocx 及び、TABCTL32.ocx(microsoft® Windows® Common Controls6.0(SP4))が必要です。

本サンプルプログラムを使用する際には、使用許諾事項を必ずお読み下さい。