FVC05用同時取り込み(4ch)

概要

本サンプルプログラムは、弊社キャプチャボードFVC05を2枚用いて、4カメラの同時入力を行います。

使用しているFVILコンポーネント

FVILbasic, FVILforms, FVILdevice

構成

構成図
画像処理装置にはWIL Ver 3.0.0.0以降がインストールされている必要があります。

操作方法

実行画面

[画像取り込み]

Grab One

カメラから画像を取り込みます。画像取り込みが完了するか、エラーが発生するまで待機します。

Grab Continue

タイマーコントロールを使って、連続的に画像を取り込みます。

[Trigger設定]

Simultaneous Capture

4カメラの同時入力を行うために、ボードをトリガ共有モードに設定します。

Video1 Trigger、Video2 Trigger

各ボードのトリガモードの設定をします。
ノーマル/内部トリガ/外部トリガ の3つから選択します。

Video1 Exposure、Video2 Exposure

各ボードの露光時間の設定を行います。
1〜3276750μsの範囲で指定してください。

Video1 CH0 Offset、Video2 CH0 Offset

各ボードのチャネル0のビデオ入力オフセットの設定を行います。
-512〜+511の範囲で設定してください。

Video1 CH1 Offset、Video2 CH1 Offset

各ボードのチャネル1のビデオ入力オフセットの設定を行います。
-512〜+511の範囲で設定してください。

※ビデオ入力オフセットとは
ビデオ入力オフセットとは、カメラから送信されるアナログ信号のうち ペデスタルレベル(約 0.3v)より上の 0.7v の範囲を等分して濃度値を得ています。この基準となるレベル値をプログラム的に変化させ、明るい部分を等分したり 暗い部分を等分することが可能です。

[Binarize設定]

Binarize Mode

2値化機能の設定を行います。
グレイ/2値化 の2つから選択します。

Video1 CH0 Thresh、Video2 CH0 Thresh

各ボードのチャネル0の2値化の閾値を設定します。0〜255の範囲で指定してください。

Video1 CH1 Thresh、Video2 CH1 Thresh

各ボードのチャネル1の2値化の閾値を設定します。0〜255の範囲で指定してください。

[Display Size]

x1

等倍表示にします。

Full

画像が画像表示領域内いっぱいに拡大されるよう、表示倍率を変更します。

表示倍率を0.5プラスします。

表示倍率を0.5マイナスします。

AScope

画面上に画像の濃度投影グラフを表示します。

ReLoad Ini File

ビデオ設定ファイルを選択し直します。

Save Image

表示中の画像をファイルに保存します。

注意事項

FVILを使用する場合

      ・.NET Framework 2.0 (SP2)
      ・.NET Framework 4 Full 及び Visual C++ 2010 ランタイム
      ・.NET Framework 4.5 及び Visual C++ 2012 ランタイム

のいずれかが必要です。


本サンプルプログラムを使用する場合は、GAC への登録が必要になります。
※GAC への登録の詳細は、WIL説明書の環境設定を参照してください。

本サンプルプログラムを使用する際には、使用許諾事項を必ずお読みください。