FAST CORPORATION[株式会社ファースト]

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製品

FV1300-LNX/W7e

FA向け小型汎用画像処理装置

A4サイズの小型筐体に、アナログカメラ(標準/倍速/高分解能)4ch入力、豊富なインターフェースを装備。高速・高機能とコンパクトサイズを両立した小型画像処理装置です。計測・検査・位置決めシステムなど多彩な用途に利用できます。OSには専用Linux(独自のLNXシステム)を搭載したタイプと、Windows Embedded Standard 7を搭載したタイプの2種類を用意しています。

コンパクトな筐体

本体サイズはコンパクトな297(W)×210(D)×45(H)mm(W×DはA4サイズ)で、狭スペースへの設置や小型の製造・検査システム等への組込に最適です。

高信頼性

ハードウェアはPC技術をもとに生産ライン現場での使用に耐える高い信頼性を実現しています。堅牢な筐体と、内部は1ボード構成であり、記憶媒体には振動や衝撃に耐性のあるSSDを採用するなどFA向けに最適化しています。

Linux搭載型と、Windows搭載型を用意

FV1300-W7eにはWindows Embedded Standard 7を搭載しています。一般市販Windows-PCとほぼ同様の操作環境が利用できます。搭載しているWindows Embeddedは余計な機能を削ぎ落としFV1300に必要な機能だけを持つことで、FAでの使用に耐える信頼性の高いバックボーンにしています。

FV1300- LNXにはLinuxを搭載しています。産業用途でも広く利用されているLinuxと、当社固有のマンマシンインターフェースで構成・カスタマイズされた独自の「LNXシステム」であり、信頼性の高い安定した動作を実現しています。LNXの場合、文字入力等はモニタ画面に表示されるソフトキーボードで操作しますのでキーボードの接続は必要ありません。(ユーザが直接的にLinuxそのものを利用することはできません)。

 
FV1300-W7e                      FV1300-LNX

高性能で抜群のコストパフォーマンス

小型でも高機能・高性能なコストパフォーマンス抜群の装置です。多彩なカメラ対応と、機能豊富な画像処理ライブラリが様々なテーマや製造&検査システムに対応します。

高速な画像処理

intel Core i5-2510E 2.5GHzの搭載と、画像処理ライブラリの最適化により軽快な処理速度を実現します。

高汎用性

ユーザ独自のアプリケーションプログラムを搭載・実行できる汎用の画像処理装置です。すべてソフトウェア処理という柔軟性と目的に合わせたアプリケーションプログラムの作製によって様々な用途に適合させることが可能です。

4カメラ入力

最大4台までのアナログカメラを12pinコネクタにて接続できます。

  1. 標準の産業用モノクロビデオカメラに対応
    EIA-170規格モノクロインターレース30fpsの外部同期方式(または内部/外部切替え可能な)カメラであれば、どの機種でも接続できます。
  2. プログレッシブスキャンカメラに対応
    インターレースのみならずプログレッシブスキャンカメラも接続できます。倍速カメラを利用すれば画像入力時間が短縮できます。パーシャルスキャン入力を利用すれば更なる高速入力も可能です。
  3. メガピクセルカメラに対応
    200万画素までの撮像素子を搭載した高分解能カメラが接続でき、高精度な画像処理が可能です。標準カメラと同等解像度でよい場合は面積換算で最大約6倍の視野が確保できます。
  4. 2チャネル同時取り込みが可能
    カメラチャネルCH0とCH1のペア、およびCH2とCH3のペアで同時露光・同時取り込みが可能です。倍速カメラと併用すれば画像入力に要する時間を大幅に短縮できます。
  5. ランダムトリガシャッタ機能を利用可能
    ソフトウェア制御または外部信号のタイミングで、カメラの電子シャッタを起動できるので高速移動物体も確実に静止画として捉えます。
  6. カメラ電源を供給
    カメラケーブルを介してカメラ用電源も供給でき、カメラ電源ユニットを別途用意する必要はありません。

  ※ チャネル毎に異なるカメラ機種を接続することは出来ません。

豊富なインターフェースを装備

Giga Ethernet(2ポート)、シリアル(2ポート)、デジタルI/O(入力32点,出力32点,割込入力2点)、USB2.0(4ポート)、カメラのランダムトリガ制御用I/F、モニタ表示用DVI(1ポート)を装備しています。

FV1300

記憶媒体にはSSDを採用

システムソフトウェア(OSなど)、アプリケーションソフトウェア、ユーザ固有データ等はSSDに記憶させています。回転式ハードディスクは採用していないため耐環境性に優れています。

機能豊富なソフトウェアライブラリを提供

ユーザ独自の画像処理ソフトウェアを実行できるフレキシブルな装置です。機能豊富な画像処理ライブラリを当社から提供し、製造装置や検査装置への組込みなど生産ラインに最適化した画像処理アプリケーションプログラムの作製が可能です。当社のライブラリがユーザのプログラミング作業を軽減し、ソフトウェア開発を支援します。ライブラリの開発キットは有償ですが、ランタイムライセンスは装置に含まれていますのでランタイムライセンスの別途購入は必要ありません。

FV1300-W7eでは、ライブラリはWIL ver3系とFVXが利用できます。SSDには標準でWILとFVXの両方が組み込まれています。(電源投入時はWIL-Builderが起動するようになっています)
WILはMicrosoft Visual Studio .NET Framework 2.0 / 4.0 / 4.5(C#, Basic)またはネイティブC++を対象としたクラスライブラリで構成された画像処理ライブラリです。マルチコア/マルチスレッドに対応し、FV1300の性能を最大限に引き出すことが出来る推奨ライブラリです。なお、FV1300-W7eでは.NET Framework 2.0と4.0がインストールされています(4.5はインストールされていません)。
FVXは画像処理ライブラリをCOM化し、ActiveXコントロール技術を使ったVisual Basic用ライブラリです。FVXは旧世代のライブラリですが、従来からFVXをご使用頂いているユーザ向けに(FV1300への移行を容易化するために)併載したものです。

FV1300-LNXでは、ライブラリはFVL/LNX( FAST Vision Library for LNX )を利用します。アプリケーションソフトウェアはWindows-PC上で開発し、FV1300-LNXへダウンロードして実行します。LNX用クロスCコンパイラ(FXcc)はライブラリを収納したCD-ROMに無償で含まれています。

ハードウェア仕様

CPU Intel Core i5-2510E 2.5GHz
メモリ DDR3 1333MHz 2GB
チップセット Intel QM67
ファイル装置 SSD(独自Linuxシステム搭載)
カメラI/F 画像入力チャネル数 4チャネル(新/旧EIAJ配列 12ピンコネクタ)
入力信号 1.0Vp-p/75Ω終端 コンポジットビデオ
(Progressive Scan, EIA-170)
水平/垂直
走査周波数等
水平:Programmable(EIA-170時 約15.734KHz)
垂直:Programmable(EIA-170時 約59.94Hz)
外部同期信号(出力) 4チャネル(HD/VD) 全チャネルに同一の同期信号を供給
(負極性4Vpp, 75Ω終端)
制御コネクタ 4チャネル ランダムトリガ要求信号
および露光表示信号の入出力用
標準I/F モニタ表示 1ポート(DVI-I)
最大 1920×1200 32ビット 60Hz
工場出荷時 1024×768 32ビット 60Hz
※Dual Linkモニタ非対応
ネットワーク
(ETHERNET)
2ポート RJ45
1000BASE-T/100Base-TX/10Base-T
※ LNXの場合は1ポートのみ使用可
シリアル 2ポート COM1, COM2
USB 4ポート (筐体外部:USB2.0 USB Keyboard & Mouse)
1ポート(筐体内部:USB2.0 USB License Key)
DIDO 入力32点、出力32点、割込入力2点
アンフェノールハーフピッチ50ピンコネクタ×2 DIDO1, DIDO2
入力デジタルノイズフィルタあり(最大約20ms)
外形寸法[注1] 横幅297×奥行き210×高さ45mm
重量 約2.5kg
電源 DC24V ±10%
消費電力 100W以下
動作周囲温度 0〜40℃
動作周囲湿度 30〜85%RH(結露の無いこと)
保存周囲温度 -20〜60℃
保存周囲湿度 95%RH以下
適合規格[注2] CE マーキング
EMI:EN55022,EN55024
EMS:EN61000-3-2,EN61000-3-3
FCC
環境規制 RoHS指令
[注1] 取り付け部分やコネクタ等の突起部は含んでいません。ゴム足を付けた場合 +6.4(H)mm になります。
[注2] 本装置単体で適合できるよう設計されています。お客様が製作される機械・装置・設置に関しては、設置した状態での適合確認が必要となりますのでご注意下さい。