FVC10用ビデオ取り込み(1ch)

概要

本サンプルプログラムは、弊社キャプチャボードFVC10を用いて、1カメラの画像入力を行います。

使用しているFVILコンポーネント

FVILbasic, FVILforms

使用しているFCIコンポーネント

FVILfci

構成

構成図
画像処理装置にはWIL Ver 3.1.0.10以降、及び、WIL FCI Ver 3.1.0.0以降がインストールされている必要があります。

操作方法

実行画面

[画像取り込み Grab Oneタブ]

Grab One

カメラから画像を取り込みます。
画像取り込みが完了するか、エラーが発生するまで待機します。

実行画面

[画像取り込み Grab Continueタブ]

Grab Continue

スレッドを使用して、画像を連続的に取り込みます。
Stopボタンを押すか、エラーが発生するまで連続動作します。
なお、内部トリガモード時、本来、ソフトウェアトリガを発行するまで取込は開始しませんが、
サンプルプログラムでは、コーディングにてソフトウェアトリガの最初の1回目を発行し、
以降は、トリガリトライモードを「連続」に設定して、連続的に画像を取り込みます。

露光時間

内部トリガ、外部トリガ時のカメラの露光時間の設定を行います。
カメラ露光時間の設定はトリガ再発行間隔の設定よりも小さくなければなりません。
0〜64424509μsの範囲で指定してください。

トリガ発行間隔

トリガリトライモード「連続」時の、トリガを再発行する間隔の設定を行います。
トリガ発行間隔の設定はカメラ露光時間の設定よりも大きくなければなりません。
0〜32212254μsの範囲で指定してください。

[Trigger設定]

Trigger Mode

トリガモードの設定をします。
ノーマル/内部トリガ/外部トリガ の3つから選択します。

[Camera Type設定]

Areascan

接続カメラがエリアカメラの場合に選択します。

Linescan

接続カメラがラインセンサカメラの場合に選択します。

[Encorder設定]

EncoderMode

エンコーダモードの設定を行います。
下記7つから選択します。
エンコーダ未使用の際は、エンコーダを使用しないに設定してください。
 ・エンコーダを使用しない
 ・相対位置エンコーダ、1倍、CW
 ・相対位置エンコーダ、2倍、CW
 ・相対位置エンコーダ、4倍、CW
 ・相対位置エンコーダ、4倍、CCW
 ・絶対位置エンコーダ、4倍、CW
 ・絶対位置エンコーダ、4倍、CCW

Delay

エンコーダ遅延の設定を行います。
エンコーダカウントをDelayの設定分、待機しトリガ出力します。

Period

エンコーダ周期の設定を行います。
エンコーダカウントがPeriodの設定の倍数のとき、トリガ出力します。
0〜65535の範囲で指定してください。

Resetsource

エンコーダリセット設定の設定を行います。
初期化しない/1フレーム完了後リセット/全取り込み完了後リセット の3つから選択します。

Signalsource

エンコーダー入力チャネルの設定を行います。
A#0、B#0、Z#0/A#1、B#1、Z#1 の2つから選択します。

Triggersource

エンコーダ起動トリガの設定を行います。
未使用/外部トリガ/内部トリガ(ソフトトリガ)/Z相 の4つから選択します。

[Display Size]

x1

等倍表示にします。

Fit

画像が画像表示領域内いっぱいに拡大されるよう、表示倍率を変更します。

表示倍率を0.5プラスします。

表示倍率を0.5マイナスします。


AScope

画面上に画像の濃度投影グラフを表示します。

ReLoad File

ビデオ設定ファイルを選択し直します。

Save Image

表示中の画像をファイルに保存します。

動作環境

FVILを使用しますので

  ・.NET Framework 4.5.2 及び Visual C++ 2013 ランタイム

が必要です。

FCIを使用しますので

  ・Visual C++ 2015 ランタイム

が必要です。


本サンプルプログラムを使用する際には、使用許諾事項を必ずお読みください。