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Q6 : ハフ変換のパラメータ、RegionR とRegionQがよくわかりません。設定値の目安を教えてください。
RegionR, RegionQ は、似たような直線を検出しないようにするためのパラメータです。直線はハフ検出基本クラスでは、直線を r と q で表しています。 ・r・・・矩形領域(処理ウィンドウ)の中心からの距離(単位は画素) ・q・・・傾き(単位は角度を表わす「度」)似たような 2 つの直線とは『 r と q とがともに近い値を持つ』と考えられます。直線 1 の r、q の値がそれぞれ r1、q1 直線 2 の r、q の値がそれぞれ r2、q2 とした場合、r1、r2 の差の絶対値が RegionR 以内で、しかも、q1、q2 の差の絶対値が RegionQ以内ならば、直線 1、2 のうち、投票数の多いどちらか一方だけ回答とせよというように使用されます。したがって、RegionR プロパティーを小さくすると、近くにある直線が複数検出されるRegionQ を小さくすると、傾きが似たような直線が複数検出されることになります。しかし、RegionR, RegionQ をあまりに大きくすると別の複数の直線として検出したいものがどれか1 本のみしか検出されない、ということになります。似たような直線が多数存在するような状況でなければ、RegionR、RegionQ ともに 5〜30 程度に設定してお試しください。